ヨシ(アシ)・へクソカズラを使った遊び方(草ぶね・草笛・リース)作り方の写真付きで紹介

水辺の植物で遊ぼう!ヨシ(アシ)とヘクソカズラを使った簡単草花遊び

気温も暖かくなり、水辺での活動が楽しい季節がやってきました。今回は、川や池の近くに生えている「ヨシ(アシ)」や「ヘクソカズラ」といった身近な植物を使った、簡単で楽しい草花遊びをご紹介します。お子さんとのお散歩や公園遊びの際に、ぜひ一緒に作ってみてくださいね!

草花遊びのねらいとは?(保育の視点から)

草花遊びは、子供たちの成長にとってたくさんの良い効果をもたらします。保育の現場で「春の自然に触れるねらい」として設定されることも多いですが、これは全ての季節に共通する大切な学びです。

  • 五感の発達を促す:葉っぱの匂いをかいだり、茎のざらざらした感触を確かめたり、草笛の音を聞いたりと、五感をフル活用して自然を体感できます。
  • 自然への興味・関心を育む:「このお花の名前は何だろう?」「どうしてこんな形をしているんだろう?」など、身近な植物への好奇心が芽生え、自然科学への第一歩となります。
  • 創造力と工夫する力を養う:一枚の葉っぱから船を作ったり、ツルを編んで冠を作ったりと、自然の素材をどう使うか考え、工夫する中で創造性が育まれます。
  • 生命の尊さを学ぶ:植物も生きていることを知り、大切に扱う心を育みます。
安全に遊ぶための注意点

除草剤がまかれている可能性のある場所や、動物のフンやおしっこがありそうな場所の植物は避けましょう。安全な公園や、管理された場所で植物を採取するようにしてください。

【初夏~夏】水辺で楽しい!草ふねの作り方

難易度 ★★☆☆☆

完成した草ふね

~ 材料 ~

笹の葉
  • 笹の葉や、少し硬めの細長い葉っぱ 1枚

葉っぱが長すぎず、ある程度ハリのあるものを選ぶのがコツです。

~ 作り方 ~

  1. 葉の両側を内側に折り込みます。
  2. 葉の端の部分に、写真のように2ヶ所の切り込みを入れます。反対側も同じようにします。
  3. 草ふねの作り方1
  4. 両端の切り込みを組み合わせるように、差し込みます。
  5. 草ふねの作り方2
  6. あっという間に草舟の完成です!水に浮かべて競争させてみましょう。

【初夏~夏】誰でも簡単!アシ(ヨシ)笛

難易度 ★☆☆☆☆

アシ笛

~ 材料 ~

アシの穂

アシ(ヨシ) の先っぽの、まだ葉が開いていない、くるっと丸まった若い部分を使います。

~ 作り方 ~

アシ笛の作り方
  1. 丸まっている葉っぱをそっと広げ、ほかの余分な葉っぱを取り除きます。
  2. そのまま口にくわえて吹くだけ!「ビー」という面白い音が鳴ります。

【秋~冬】おしゃれな自然のリース作り

難易度 ★★★☆☆

ヘクソカズラのリース

~ 材料 ~

ヘクソカズラのツル

ツル性の植物(へクソカズラ、クズなど)を使います。秋になると実がなるヘクソカズラは、飾り付けにもなっておすすめです。

~ 作り方 ~

  1. 土台の輪っかを作る

    まずツルの端で作りたい大きさの輪っかを作り、そこに残りのツルをぐるぐると巻きつけて土台を作ります。

    リース作りの手順1
  2. ひたすら巻きつける

    土台の輪っかに、ツルを外側から内側へ通すように、ひたすら巻きつけていきます。どんどん太く丈夫になっていきます。

    リース作りの手順2
  3. 仕上げ

    ツルの最後は、巻きつけたツルの隙間に差し込んで固定します。お好みで松ぼっくりやドングリ、きれいな落ち葉などを飾れば、世界に一つだけの素敵なリースの完成です!

    リース作りの手順3

季節ごとのおすすめ草花遊びの種類

今回紹介した遊び以外にも、季節ごとにたくさんの草花遊びがあります。お散歩しながら、季節の植物を探してみてください。

雨の日の室内遊びにも!

天気の良い日にお散歩で集めておいた草花を、押し花にしたり、画用紙に貼り付けて絵を描いたりするのも楽しい活動です。春の遊びとして保育園や幼稚園の室内活動にもよく取り入れられています。

草花遊びをもっと楽しむために

草花遊びインストラクターとは?

「草花遊びインストラクター」とは、身近な自然の中にある植物を使った遊びを教える専門家です。植物の知識はもちろん、子どもたちへの伝え方や安全管理についても学び、自然体験活動のリーダーとして活躍します。地域によっては講座が開かれていることもあるので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。

草花遊びの本も参考に

書店や図書館には、たくさんの草花遊びに関する本があります。写真やイラストで分かりやすく解説されている図鑑やガイドブックは、子どもと一緒に見ながら次に何を作ろうか計画するのも楽しい時間になります。親子で楽しめる一冊を探してみるのもおすすめです。

草花遊びのよくある質問(Q&A)

草花遊びとは何ですか?

草花遊び(くさばなあそび)とは、野原や公園、道端に生えている草や花、木の実など、身近な自然の植物を使って遊ぶことです。花かんむりを作ったり、葉っぱで舟を作ったり、草笛を鳴らしたりと、様々な種類があります。特別な道具がなくても、自然の恵みを活かして創造的に楽しむことができるのが魅力です。

オシロイバナで遊ぶ遊び方は?

オシロイバナは色水遊びに最適です。赤い花びらを水と一緒に袋に入れて揉むと、鮮やかなピンク色の水ができます。また、黒くて硬い種を潰すと中から白い粉が出てくることから「おしろい花」と呼ばれており、この粉を顔に塗ってお化粧ごっこをするのも昔ながらの遊び方です。

色水遊びに使える草花は?

色水遊びには、アサガオ(青、紫)、ツユクサ(青)、オシロイバナ(赤紫)、ムラサキツメクサ(紫)、マリーゴールド(黄、オレンジ)などがおすすめです。花びらを水と一緒に袋に入れて揉むだけで、きれいな色がたくさん出てきます。食用の花やハーブを使えば、香りも楽しめてさらに遊びが広がります。

何も用意せずにできる外遊びは?

この記事で紹介したアシ(ヨシ)笛や、オオバコを使った草相撲は、植物さえ見つければ何も用意せずに遊べます。他にも、シロツメクサで指輪を作ったり、カラスノエンドウで笛を作ったり、落ち葉で顔を作ったりと、自然の中には道具なしで楽しめる遊びがたくさんあります。

春の草花といえば何ですか?

春を代表する草花には、タンポポ、シロツメクサ(クローバー)、レンゲ、スミレ、ナズナ(ぺんぺん草)、ホトケノザなどがあります。これらの多くは、花かんむり作りや草笛、草相撲など、春の草花遊びにぴったりの植物です。

「草花」とは何と読みますか? 言い換えはありますか?

「草花」は「くさばな」と読みます。言い換える場合は、「草木(くさき)」や「植物(しょくぶつ)」、「花卉(かき)」などの言葉が使えますが、子どもたちと話す際は「お花や草」のように分かりやすい言葉で伝えるのが良いでしょう。

「戸外遊び」の読み方は?

「こがいあそび」と読みます。室内ではなく、屋外で行う遊び全般を指す言葉です。草花遊びも戸外遊びの一つです。

保育における春の草花遊びの「ねらい」は何ですか?

保育における草花遊びのねらいは、主に「五感を使って春の自然に親しむ」「身近な自然への興味・関心を深める」「草花の特徴に気づき、工夫して遊ぶことを楽しむ」「生命の不思議さや大切さを感じる」などがあります。子どもたちが自然との触れ合いを通して、豊かな感性や探求心を育むことが大きな目的です。

「花遊び」という隠語があると聞きました。

はい、「花遊び(はなあそび)」には、昔の遊郭での遊びや、芸者さんとの間の遊興などを指す隠語としての意味合いがあります。しかし、このページで紹介している、子どもたちが自然の草花を使って遊ぶ「草花遊び(くさばなあそび)」とは全く異なるものですので、混同しないようにしましょう。

葉で手を切らないよう注意
怪我に注意!

笹やアシ(ヨシ)の葉のふちは、鋭利で手を切りやすいことがあります。葉をちぎったり、強く引っ張ったりする際には十分注意し、必要であれば軍手などを着用すると安全です。