【大牟田市石炭産業科学館】完全ガイド!
見どころや割引情報を解説
福岡県大牟田市にある「大牟田市石炭産業科学館」は、日本の近代化を力強く牽引した三池炭鉱の歴史と技術を、楽しく学べる体験型ミュージアムです。かつて日本最大規模を誇った炭鉱のすべてが、ここに詰まっています。
この記事では、一番の見どころであるリアルな坑内体験から、お得な割引情報、アクセスまで、石炭産業科学館の魅力を徹底的にご紹介します。世界遺産巡りの拠点としても最適なこの施設を、ぜひ満喫してください!
石炭産業科学館の見どころ
見どころ① 地下400mの世界へ!「ダイナミックトンネル」
- この施設の最大の見どころ!入口のエレベーターに乗ると、まるで本当に地下へ降下しているようなドキドキ感を味わえます。
- トンネル内部では、実際に坑道で活躍した巨大な重機がずらり。一部は実際に稼働し、当時どのように石炭が掘られていたのかを音と振動でリアルに体感できます。
- 石炭を掘る大変さと、それを支えた技術の進化を肌で感じることができ、子どもから大人まで興奮すること間違いなしです。
見どころ② ジオラマと展示で知る石炭の世界
メインホールでは、三池炭鉱の全体像や歴史を直感的に理解できる展示が充実しています。
- 巨大ジオラマと断面模型:坑道の様子を可視化した模型や、約70年前と110年前の炭鉱の断面模型を比較することで、時代による採掘技術の変化が一目でわかります。
- 世界各地の石炭:有料エリアに入ってすぐの場所には、中国産や青森産など、世界から集められた巨大な石炭が展示されており、その迫力に圧倒されます。
- 暮らしと石炭:火鉢や暖炉、蒸気機関車の模型など、石炭がどのように私たちの暮らしを豊かにしてきたかを知ることができます。
石炭が使われていた当時の暮らしの様子
見どころ③ 大人も夢中になる!エネルギー体験コーナー
一番奥にあるエネルギー体験コーナーは、子どもはもちろん、大人も思わず夢中になってしまう遊び場です。光や空気、電気の力を利用した様々なゲームに挑戦できます。
- 光の力でパネルを回したり、ランニングマシーンを走ってライトを点けたりと、体を使ってエネルギーの仕組みを学べます。
- 圧縮空気でボールをゴールに入れるゲームや、電動コイルで玉を動かすゲームなどがあり、特に子連れのお父さんたちが熱中している姿が印象的でした。
- 我が家の主人も電動コイルのゲームにハマってしまい、「新記録を出す!」と何度も挑戦していました(笑)。
見どころ④ 三池炭鉱の救世主「団 琢磨」像
科学館の入口で迎えてくれる団琢磨の銅像
科学館の入口には、三池炭鉱の歴史を語る上で欠かせない人物、団 琢磨(だん たくま)の銅像が立っています。彼の功績を知ると、展示の理解がさらに深まります。
- 水没寸前だった三池炭鉱を、巨大な排水ポンプ(デビーポンプ)を導入して救った天才技術者です。
- その後、三井財閥のトップにまで上り詰め、日本の産業発展に大きく貢献しました。
- 彼の功績を知ることで、三池炭鉱がなぜ日本最大級の炭鉱になれたのかが、より一層深く理解できるはずです。
見どころ⑤ 無料エリアも見逃せない!
チケットがなくても楽しめる受付前の無料エリアも充実しています。
- キャラクターコーナー:大牟田市の公式キャラクター「ジャー坊」のコーナーがあり、記念撮影にぴったりです。
- 学習・展示スペース:夏休みの自由研究に役立ちそうな展示や、足元に広がる大牟田市の航空写真で炭鉱の豆知識を学べるコーナーがあります。
- 売店:石炭を模したお菓子や石炭染めのグッズなど、ここならではのお土産が揃っています。
見どころ⑥ 屋外の恐竜オブジェ
建物の外には、石炭の元となった古代の植物が生い茂っていた時代を彷彿とさせる、恐竜のオブジェが展示されています。記念撮影スポットとしても人気なので、ぜひ立ち寄ってみてください。
イベント情報
【11/3同日開催!】世界遺産フェスタで盛り上がろう!
毎年11月3日は、三川坑・宮原坑・万田坑で同時にお祭りが開催される特別な日!科学館もシャトルバスで巡れますよ!
【11/3限定】無料シャトルバスで世界遺産を巡ろう!
フェスタ当日は、大牟田・荒尾の世界遺産をぐるっと巡れる無料のシャトルバスが運行!大牟田駅を起点に、石炭産業科学館、宮原坑、万田坑、三川坑跡を全部回れるから、車がなくても一日中楽しめますよ!
【奇跡の絶景】三池港「光の航路」
世界遺産・三池港で、年にたった2回だけ見ることができる奇跡の絶景です。
長い航路の先端から閘門(こうもん)の中心を夕日がまっすぐに貫く「光の航路」は、周辺の工場群と相まって、人気の撮影スポットとなっています。
第一岸壁 特別開放
- 場所: 三池港展望所 及び 第一岸壁
-
期間:
【11月】令和7年11月16日(日)~22日(土)
【 1月】令和8年 1月18日(日)~24日(土) -
時間:
【11月】16:15~17:30 (日没目安 17:15ごろ)
【 1月】16:45~18:00 (日没目安 17:45ごろ) - 駐車場: 三池港展望所駐車場をご利用ください (利用時間は岸壁開放時間の30分後まで)
-
注意点:
※路上駐車はご遠慮ください。
※雨天時は中止となります。最新情報は公式ページでご確認ください。
【科学館のイベント】炭都国際交流芸術祭
イベント詳細
- 日時: 10月28日(火)~11月9日(日) 9:30~17:00
※最終日は16:00まで。11/4(火)は休館。 - 場所: 1階 企画展示室 ほか
- 料金: 無料
【周辺のイベント】第39回 帝京祭
模擬店や物産展、移動動物園、音楽ライブなど楽しいイベントが盛りだくさん!科学館のすぐお隣なので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
- 日時: 2025年10月18日(土)、19日(日) 10:00~16:00
- 場所: 帝京大学 福岡キャンパス(大牟田市岬町6-22)
基本情報&アクセス
| 所在地 | 福岡県大牟田市岬町6-23 |
|---|---|
| 開館時間 | 9:30~17:00 |
| 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/3) |
| 観覧料 |
【個人】 大人・高校生: 420円 / 4歳~中学生: 210円 【団体 (25名以上)】 大人・高校生: 320円 / 4歳~中学生: 160円 ※土曜日は高校生以下の団体料金が異なります。 |
| アクセス |
🚗 九州自動車道「南関IC」から車で約25分(無料駐車場あり) 🚄 九州新幹線「新大牟田駅」から車で約20分 🚌 JR/西鉄「大牟田駅」西口からイオンモール行きバス終点下車、徒歩8分 |
| 訪問のヒント |
・無料ガイドの時間に合わせて訪問するのがおすすめ。 ・万田坑とセットで見学すると相互割引でお得です。 ・館内は段差が少なく、ベビーカーや車いすでも安心して見学できます。 |
| 公式SNS |
公式Instagramへ 公式Xへ |
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まとめ
日本の近代化を支えた石炭産業の歴史と迫力を、五感で感じられる「大牟田市石炭産業科学館」。特に「ダイナミックトンネル」の体験は、忘れられない思い出になるはずです。
周辺の世界遺産群を巡る旅のスタート地点としても最適なこの場所で、学びと発見に満ちた一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
