【世界遺産・三川坑跡ガイド】入場無料で巡る栄光と悲劇の歴史!見どころから炭鉱の光と影まで徹底解説

【世界遺産 三川坑跡】
栄光と悲劇を巡る
無料ガイド

どうも~!のびのびキャンプ隊の【おにっきー】だよ!👋
福岡県大牟田市に、日本の近代化を支えた「栄光」と、決して忘れてはならない「悲劇」を刻む場所があるんだ。 それが世界遺産「三川坑跡」。しかも、なんと入場無料! このページで、その奥深い魅力と歴史をまるっと解説するから、最後までついてきてね!

ここって何がすごいの?
三川坑跡の「?」を解決!

「世界遺産」って聞くとすごいのは分かるけど、具体的に何がどうすごいの?って思うよね🤔 それに、近くには「万田坑」もあるし、違いがよく分からない…なんてことも。 まずは、みんなが抱くそんな疑問からスッキリさせちゃおう!

  • 入場無料って本当?どこまで見学できるの?
  • 万田坑や宮原坑とは、一体何が違うの?
  • 日本の歴史に大きな影響を与えた「事件」の舞台って聞いたけど…?
  • 巨大な電車の展示があるけど、あれは何?

三川坑跡の見どころを巡る【世界遺産ガイド】

見どころ①:海底炭田へと続く巨大な坑口

鉄筋コンクリート造の巨大なアーチ型坑口

まず目に飛び込んでくるのが、この巨大なコンクリートのアーチ!これが三池炭鉱の主力坑として活躍した「第二斜坑」の入口なんだ。😲 明治時代の万田坑がレンガ造りだったのに対して、三川坑は昭和の技術の結晶である鉄筋コンクリート製。ここから有明海の海底深く、全長2kmもの坂道が続いていたんだって。昭和天皇もここから入坑されたという、歴史的にも超重要な場所なんだよ!

坑道に続く入り口

▲ 坑道に続く入り口は、今もその姿を残しているよ。

坑道の天井は低い

▲ 当時のままなので、少し腰をかがめないと頭をぶつけちゃうかも!

トロッコが選別場などに運ばれていたであろう出入口

▲ ここからトロッコが選別場などに石炭を運んでいたのかな?想像が膨らむね!

坑道内部につるされた道具類

▲ 昔実際に使われていたのかな??いろんなものがつるしてあります。

見どころ②:歴史がすごい!炭鉱電車たち

坑道前に展示されている4台の炭坑列車

坑口の前に並ぶゴツくてカッコいい電気機関車たち!🚂 ただの展示物じゃないんだ、実はとんでもない歴史を持ってるんだよ。
なんとこの鉄道、電化が始まったのは明治42年(1909年)!その時代に電気で走ってたなんて、超ハイテクだよね。石炭だけじゃなく、従業員やお客さんを乗せていた時期もあったんだって。

炭坑列車を間近で観察できる

今は動いてはいないけれど、こんなに近くでじっくり観察できるんだ!炭鉱が閉山した後、大牟田市が大切に保管していたんだけど、平成28年(2016年)に全国からの寄付でこの場所に移設されたんだ。みんなの思いが詰まってるんだね!
ちなみに、動いている電気機関車を見たい場合は、熊本県荒尾市にある兄弟分の「万田坑」に行くと見られるよ!

見どころ③:時の流れを感じる痕跡と謎の木札

倒壊してしまった建物

ここはちょっと残念なポイントなんだけど、昔作業が行われていた建物は老朽化で倒壊してしまって、今は中に入ることができないんだ。でも、この姿自体が長い歴史の証だよね。

名前が書かれた木の棒(木札)

その横には、たくさんの名前が書かれた木の棒が…。これは一体何なんだろう?(ちょうどガイドさんとタイミングが合わなくて聞けなかったんだ…謎のまま!次にリベンジしたいな!)

歴史だけじゃない!三川坑のお楽しみスポット

お楽しみ①:鯉の餌やり&お土産探し!

売店とガイドさんがいる建物

右側の建物が売店や案内所になっているよ。ボランティアガイドさんが常駐していることが多いから、気軽に声をかけてみてね!

池の鯉に餌やり

坑口前の池にはたくさんの鯉がいて、売店で1袋50円のエサを買ってあげることができるんだ。子供たちに大人気だよ!

売店で販売されている炭坑グッズやおもちゃ

売店では、炭鉱グッズや石炭を使ったお土産、子供が喜びそうなおもちゃまで売っているから、記念にぜひ立ち寄ってみてね!

お楽しみ②:無料で楽しめる季節の彩り

坑口前にたくさんのこいのぼりが飾られている様子

三川坑跡は、歴史を学ぶだけの堅苦しい場所じゃないんだ。春にはこいのぼり🎏が飾られたり、冬にはイルミネーション✨でライトアップされたりして、市民の憩いの場にもなってるんだよ。 季節ごとに違う表情を見せてくれるから、いつ訪れても楽しめるのが嬉しいポイント。しかもこれらが全部無料なんだから、行かない手はないよね!

✨ 冬の夜を彩るイルミネーション ✨

冬になると、三川坑跡は幻想的なイルミネーションでライトアップされるんだ!去年の情報を参考に載せておくね!

  • 点灯期間:11月23日(祝)〜 12月22日(日)
  • 点灯日時:期間中の土・日曜・祝日 17:30~20:00

今年の詳しい情報が出たら、また更新するからチェックしてね!

絶対行きたい!
世界遺産周辺のイベント情報

【11/3同日開催!】世界遺産フェスタで盛り上がろう!

毎年11月3日は、三川坑・宮原坑・万田坑で同時にお祭りが開催される特別な日!一日で全部楽しんじゃおう!

三川坑オータムフェスタ
三川坑オータムフェスタのチラシ

音楽ステージや体験イベント、ビンゴゲームなど盛りだくさん!夜はイルミネーション点灯式もあって、一日中楽しめるよ!

  • 日にち:令和7年11月3日(月・祝)
  • 時 間:10:00~18:00
  • 主なイベント:マジックショー、昭和歌謡演奏、炭坑節、倭琉太鼓、お楽しみビンゴゲーム、イルミネーション点灯など
宮原坑フェスタ
宮原坑フェスタのチラシ

宮原坑では、地元の子供たちによる勇壮な太鼓の演奏や音楽ステージ、竹馬やコマ回しみたいな懐かしい昭和の遊びも体験できるよ。唐揚げや焼き芋スイーツなど、美味しいものもいっぱい!😋

万田坑フェスタ
万田坑フェスタのチラシ

熊本県荒尾市にある万田坑でも「万田坑フェスタ」が同時開催!たくさんのマルシェやステージイベントでこちらも大盛り上がり。シャトルバスで福岡と熊本の世界遺産をハシゴしちゃおう!

【11/3限定】無料シャトルバスで世界遺産を巡ろう!

無料シャトルバスの時刻表

なんと、フェスタ当日は、大牟田・荒尾の世界遺産をぐるっと巡れる無料のシャトルバスが運行されるんだ!🚌 大牟田駅を起点に、三川坑跡、宮原坑万田坑石炭産業科学館なんかを全部回れるから、車がなくても一日中楽しめるよ。これは利用しない手はないね!

【長期開催】世界遺産10周年記念!手ぬぐいスタンプラリー

世界遺産10周年記念手ぬぐいスタンプラリーチラシ

世界遺産登録10周年を記念して、令和7年10月4日(土)から令和8年3月31日(火)まで、オリジナルの手ぬぐい(1枚1,000円)を使ったスタンプラリーが開催中だよ!🗺️ 三川坑跡を含む8つのスポットを巡って、自分だけの記念手ぬぐいを完成させよう!

時代で見る役割分担!
【宮原坑・万田坑・三川坑の比較】

同じ三池炭鉱の世界遺産でも、作られた時代や場所によって役割が全く違うんだ。 「宮原坑」「万田坑」「三川坑」の3つを比べてみると、日本の産業がどう進化していったかが見えてきて面白いよ!

宮原坑
(明治の心臓部)

  • 時代: 明治中期
  • 技術: 鋼鉄製櫓、巨大ポンプ
  • 役割: 炭鉱全体の「排水の心臓部」。大量の湧水を排出し、水没の危機から三池炭鉱を救った。
  • キーワード: 「危機からの再生」

万田坑
(明治の生産拠点)

  • 時代: 明治後期
  • 技術: 蒸気動力、レンガ造り
  • 役割: 西洋技術の集大成である「生産拠点」。当時国内最大級の竪坑で大量の石炭を産出した。
  • キーワード: 「導入と発展」

三川坑
(昭和の司令塔)

  • 時代: 昭和中期
  • 技術: 完全電化、鉄筋コンクリート
  • 役割: 炭鉱全体の「中央管理センター」。海底炭田開発の最前線で、全ての機能を集中管理した。
  • キーワード: 「効率化と終焉」

三川坑が物語る光と影【日本の歴史の転換点】

光:海底への挑戦と壮大なプロジェクト

三川坑の坑道は、なんと有明海の海底を500km以上も掘り進められていたんだ。東京から大阪までの距離だよ!すごすぎ!🤯 この無謀とも思える挑戦を可能にしたのが、沖に浮かぶ人工島「初島」と「三池島」。 これらの島は、海底深くで働く人々に新鮮な空気を送るための巨大な「呼吸装置」だったんだ。三川坑と人工島が連携したこのプロジェクトは、日本の高い技術力と石炭にかける情熱の証なんだよ。

有明海と沖合に見える初島・三池島

夕暮れ時に撮影してみました!

影:忘れてはならない二つの出来事

輝かしい歴史の一方で、三川坑は日本の産業史に残る深い悲しみの舞台にもなったんだ。

一つは、1963年に起きた「三池炭鉱炭じん爆発事故」。458名もの尊い命が失われた戦後最悪の炭鉱事故で、この出来事がエネルギーの主役を石炭から石油へと変える大きなきっかけになったんだ。

そしてもう一つが、1997年の「三池炭鉱の閉山」。日本の石炭産業約120年の歴史が、この場所で幕を閉じたんだ。 三川坑は、日本の高度経済成長を支えた栄光と、その時代の終わりを同時に象_symbolize_する場所なんだね。

慰霊碑の前で手を合わせるイメージ

さあ、歴史の舞台へ!
基本情報&アクセス

三川坑の魅力、伝わったかな? 実際にこの場所に立って、そのスケールと歴史の重みを感じてみてほしいな。 行く前に、基本情報をしっかりチェックしておこう!

所在地福岡県大牟田市西港町2丁目30
開館時間 【4月~11月】10:00~17:00 (最終入場 16:30)
【12月~3月】10:00~16:30 (最終入場 16:00)
休館日月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/3)
入場料無料
アクセス🚗 九州自動車道「南関IC」から車で約30分(無料駐車場あり)
🚃 JR・西鉄「大牟田駅」から車・タクシーで約10分
おにっきーのヒント ・隣の「大牟田市石炭産業科学館」もセットで見学すると、理解度が100倍アップするよ!
こいのぼり(春)やイルミネーション(冬)の時期は特に写真映えしてオススメ!