海岸の流木から「縄」ができる!?自然素材で楽しむブッシュクラフト紐作り実践レポ
こんにちは!キャンプ大好き、きにっきーです!
キャンプ中、「あ!ロープ忘れた!」「ちょっとここ縛りたいな」って思うこと、ありますよね。
そんな時、足元に落ちているもので紐が作れたら、サバイバル感満載でかっこいいと思いませんか?
今回は、森の草ではなく、なんと「海岸に漂着した流木」を使って、実際に紐(コード)作りに挑戦してみました!
先日、海岸で拾ってきた流木を家に持ち帰り、自宅でじっくりクラフト作業をしてみた様子をレポートします。
1. 材料探し:宝の山は海岸にあり
今回のフィールドは海辺のキャンプ場。ふと波打ち際を見ると、そこには漂流した流木の山が!
じっくり見ていくと、繊維がボロボロになっている木を発見。樹皮を見る限り、どうやら「センダンの木」っぽいです。
手触りはカサカサしていて、ペラペラなものから、まだ樹皮感がしっかり残っているものまで様々。
「これ、ほぐせば紐になるんじゃないか?」と直感が働き、良さそうな繊維をいくつか拾って家に持ち帰ることにしました。
2. 下処理:強敵「磯の香り」との戦い
さて、自宅に帰って「よし、編むぞ!」と意気込んで袋を開けたのですが、ここで大問題が発生。
磯の香りがすごいんです!!!(笑)
そのままリビングで広げると、部屋中が漁港の香りになってしまうレベル。これは家族に怒られるやつです。
そこで、まずはお風呂場などで熱湯洗いをして塩抜きを試みました。
食器用洗剤を入れてゴシゴシしたり、洗濯用洗剤を投入してさらにゴシゴシ…。
必死に洗っているうちに、いつの間にか強烈な磯の香りは消えていました。これで安心して家の中で作業できます。
洗って乾かすのは良いですが、完全に乾いたままだと繊維が脆くて編めません。作業する時は、少し水で濡らして湿らせておくのがコツです。
3. 実践!流木繊維で紐を綯(な)う
下準備が整ったので、いよいよ紐作り(縄綯い)スタートです!
家でテレビでも見ながらのんびり出来るのがこの作業の良いところ。基本は「右にねじって、左に交差」の繰り返しです。
Step 1 繊維を束ねてセットする
今回は少し細い紐にしたいので、繊維を細く割いたものを2本用意し、1つの束にします。
重要ポイント:右と左の長さをあえて変えておくこと!
こうすることで、後で継ぎ足すタイミングがズレて、紐の太さが均一になりやすくなります。
Step 2 クリップで固定してスタート
足の指に挟んでもいいですが、クリップでテーブルなどに固定すると楽チンです。
Step 3 同じ方向にねじる
2本の束を、それぞれ指先で同じ方向(時計回り)にギュギュッと強くねじります。
Step 4 交差させる(ここが魔法!)
右の束を、左の束の上に持ってきて交差(反時計回り)させます。
「ねじり」と「交差」を逆方向にすることで、力が拮抗してほどけない縄になります。
これをひたすら繰り返します。
4. 継ぎ足しのテクニック
紐が短くなってきたら、新しい繊維を追加してどんどん長くしていきましょう。
Step 5 新しい繊維を添える
短くなった束の上に、新しい繊維を重ねます。
Step 6 一緒にねじって巻き込む
新しい繊維も古い繊維と一緒に巻き込みながらねじります。飛び出た端っこは、反対側の束に巻き込んでしまいましょう。
5. 完成!流木紐の実力は?
こうして完成したのがこちら!
【感想】
- 色味:乾燥すると白っぽく、少し濡らすと薄黄色のような色に変化して綺麗です。
- 硬さ:麻縄よりは硬め。「米縄」のようなしっかりした硬さがあります。
- 使い道:リボン結びもできたので、何かしらに使えそう!
今回は流木単体で作りましたが、継ぎ足す時に違う植物の繊維を混ぜてみたり、最初から違う色の素材を束ねておくと、さらにオリジナリティが出て面白いと思います。
6. おすすめギアとレシピ
流木や植物の繊維は意外と手を切りやすいので、安全対策もしっかりと。
ざっきーのおすすめ工作ギア
オルファ(OLFA) クラフトナイフL型 ステンレス 34B
- 全長: 約11.5cm(収納時)
- 材質: ステンレス(サビに強い)
ガマの穂などの植物採集や、細かい工作に最高の相棒です。刃をボディに収納できるので持ち運びも安全。ステンレス製なので水辺で使っても錆びにくいのが最大の特徴!
オルファ(OLFA) 135B カッターマットA3
- サイズ: 320×450×2mm
- 特徴: 両面使用可能 / 軟・硬・軟のサンドイッチ構造
工作をするなら必須のアイテム。机を傷つけないだけでなく、適度な弾力でナイフの刃の持ちが良くなります。A3サイズなら広々と作業ができておすすめです。
🔥 焚き火で作る「スモーキー・ミックスナッツ」
作業でお腹が空いたら、簡単おつまみをどうぞ。(これは次回のキャンプでやりたい!)
- 材料:ミックスナッツ、とろけるチーズ、アルミホイル。
- 作る:アルミホイルで皿を作り、ナッツを入れて焚き火の遠火へ。
- 仕上げ:香りがついたらチーズを投入し、カリッとなるまで炙れば完成!
まとめ
ただのゴミに見える流木も、家に持ち帰って手を加えれば、立派な「道具」に生まれ変わります。
休日に家でコツコツ作った自作の紐を、次のキャンプで実際に使ってみる。そんな風にキャンプの楽しみを日常に広げていくのも良いものですね。
みなさんも海や山に行ったら、ぜひ足元の「素材」を探して持ち帰ってみてください。きっと新しい発見がありますよ!
