キャンプの夜が変わる!失敗しない寝袋の選び方と愛用コールマン徹底レビュー
「キャンプの夜、寒くて眠れなかった…」そんな経験はありませんか?
経験豊富な編集長ざっきーざうるすが教える、家族もソロも大満足の寝袋選びと、春夏秋冬使えるテクニックをご紹介します。
こんにちは!アウトドア誌編集長のざっきーざうるすです。
森の中で迎える朝。テントのジッパーを開けた瞬間に流れ込む、ひんやりとした澄んだ空気。鳥のさえずりと、遠くで誰かが薪を割る音。
この瞬間のためにキャンプをしていると言っても過言ではありません。
でも、その最高の朝を迎えるためには、「夜、しっかり眠れること」が絶対条件なんです。 今回は、「キャンプを始めたいけど、寝袋って何を選べばいいの?」という皆さんへ、私の体験談も交えながら、本音のアドバイスをお届けします!
1. なぜ「お高い寝袋」をおすすめするのか?
結論から言います。それはズバリ「命を守る性能」が違うからです。
最近は100円ショップや雑貨屋さんでも、1,000円ほどで買えるかわいい寝袋を見かけますよね。「とりあえずこれでいいかな?」と思う気持ち、痛いほどわかります。
でも、安い寝袋の生地は本当に薄いです。
いくらストーブを一晩中つけていたとしても(※推奨はしませんが)、地面からの底冷えにはかないません。
そして何より、一酸化炭素中毒を恐れて、寝る前にはストーブを消しますよね?
消した瞬間から始まる極寒の世界…。ここで私の忘れられない「失敗談」をお話ししましょう。
私の失敗談:ミノムシになった夜
まだキャンプ初心者の頃、私は寒がりなのに「1,000円の薄い寝袋」を使っていました。
ストーブを消して寝ようとした瞬間、寒すぎて「もう寝れたもんじゃない!」と絶望。
仕方なく、持ってきた着替えやタオル、さらには自分のカバンまで、かぶせられるものは全て体に乗せて、ミノムシのように小さく丸まって震えながら夜を明かしました。
あれは本当に辛かった…(笑)。
この経験から、私は「寝袋はケチるな」と心に誓いました。 現在は、ちゃんとしたアウトドアブランドのウェアと寝袋を使って、朝まで快適に眠れています。
ただ、面白いのが家族の体感温度の差です。我が家の旦那と子供たちは「熱がりボーイズ」。彼らはウェアを着ていれば1,000円寝袋でも「余裕!」なんだとか(笑)。 まずは「寒がりの人(ママ)」だけでも、良い寝袋に投資するのが正解かもしれません。
2. 買う前に絶対チェック!「快適使用温度」の目安
では、どうやって「寒くない寝袋」を見分ければいいのでしょうか?
失敗から学んだ私が、寝袋を買うときに必ず確認するようになった場所。それは「快適使用温度」と「限界使用温度」の表記です。
「限界使用温度」は「なんとか死なずに耐えられる温度(震えながら耐えるレベル)」なので、初心者は必ず「快適使用温度」を基準に選んでください。
【季節別・選び方の目安】
- 夏用: 5~10℃
- 3シーズン用(春・秋・冬の初め): -5~5℃
- 冬用: -5℃以下
ちなみに私は、冬でも標高が高い九重(くじゅう)へキャンプに行く機会が多いです。
九州とはいえ山の上は極寒。時には雪も積もるため、私は-5℃以下にも対応できるコールマンの寝袋を愛用しています。
行く場所の最低気温から「マイナス5℃」くらい余裕を持ったスペックを選ぶのが、朝までぐっすり眠るコツですよ。
3. 家族?ソロ? あなたに合うのはこの形
寝袋には主に「封筒型(レクタングラー)」と「マミー型(ミノムシ)」の2種類があります。 それぞれのスタイルに合わせて選びましょう。
家族キャンプなら「封筒型」一択!
長方形のお布団のような形です。最大のメリットは、連結できること! 2つの寝袋をジッパーで繋げれば、大きな一つの布団になります。小さなお子さんと川の字で寝るなら、このスタイルが一番安心。
ソロ・ツーリングなら「マミー型」
身体に密着するミノムシのような形。隙間が少ないので体温を逃さず、保温性が高いのが特徴です。 コンパクトに収納できるので、荷物を減らしたいソロキャンパーにおすすめです。
4. 年間通して使うための「季節の足し算・引き算」
「冬用、夏用、全部揃えるのは大変…」 大丈夫です! 基本となる3シーズン用(春・夏・秋)の寝袋を一つ持っておけば、工夫次第で一年中使えます。
【冬の対策】足し算テクニック
- 湯たんぽ(最強の相棒): 足元に湯たんぽを入れるだけで、寝袋の中がコタツに早変わり!
- 着る毛布・インナーシュラフ: 寝袋の中に、毛布やインナーシーツを一枚入れるだけで保温力が劇的にアップします。
- 底冷え対策: 寝袋の下に、厚手のマットやコット(簡易ベッド)を敷くのは必須です!
【夏の対策】引き算テクニック
- 敷布団にする: 封筒型ならジッパーを全開にして、マットの上に敷布団として使います。
- タオルケットを持参: 上にかけるのは、家で使っているタオルケットやお気に入りのブランケットで十分。
5. 意外と大事!「洗濯できるか」問題
キャンプに行くと、焚き火の煙の匂いや、寝ている間の汗が寝袋に染み込みます。 購入時は必ず「洗濯機で丸洗いOK(ウォッシャブル)」の表記を確認してください。 「化繊(化学繊維)」の中綿を使っているモデルなら、ほとんどが自宅の洗濯機で洗えますよ!
編集長ざっきーざうるすおすすめ!
スターター寝袋
Family / All Season
4シーズン対応の優れもの。3つの層を組み合わせることで、春から冬まで温度調整が可能。九重キャンプもこれで安心!
Solo / Touring
Winter Item
【レビュー】愛用のコールマン、ここがすごい!
私が九重キャンプでも愛用している寝袋の実物をご紹介します。
ちなみに私はアルペンで購入しました!
ちょっと大きくて場所は取るけど、ふかふかで最高なんです。
1. 驚きの3層構造でオールシーズン対応
奥から「薄手(タオルケット風)」「中厚(白布団)」「厚手(青毛布)」の3枚構成
広げるとこうなります。薄いものは畳んだサイズ、白い布団は見開きサイズあります
一番中央の薄い層はタオルケットのような肌触り。白い布団はしっかり厚みがあり、外側の青い層はフカフカの毛布のような感触。これらをボタンで連結したり外したりして、季節ごとに使い分けられるんです。
2. 細かい「こだわり」が可愛い
見てください!ジッパーの持ち手がコールマンの「ランタン」の形なんです!
よく見ると、分厚い布団の生地にもロゴが入っています。こういう所が好き。
3. 収納と畳み方のコツ
収納時はこんな感じ。赤い紐と白いフックで留めます。
畳み方①:まずはこの状態から縦半分に折ります。
畳み方②:折った側に赤い紐とボタンがあるのでパチンと留めます。
畳み方③:あとはグルグル巻くだけ!できるだけ力強く、空気を入れないのがコツです。
収納サイズは決して小さくありませんが、その分寝心地は抜群。私はキャンプだけでなく、家で昼寝するときにも普通に使っているくらいお気に入りです!
\ 編集長イチオシ!迷ったらコレ /
寝具・就寝時の快適グッズ
冬のキャンプで最も重要な「睡眠」の質を高めるアイテムと、朝まで暖かく過ごすための湯たんぽセットです。
コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ
【筆者おすすめ】ノルディスク アーモンド +10℃
マルカ ステンレス湯たんぽ 2.2L
リバーズ サーモジャグ キート 1200
イワタニ カセットフー タフまる
⭐おこもりキャンプの娯楽・ゲーム⭐
テントの外は極寒。ぬくぬくの寝袋やお座敷スタイルで、時間を忘れて盛り上がれるゲーム特集です。
🎮 ゲーミング着る毛布(ダメ着)
🙏 教祖爆誕 ―たった今くだった神託で君を救うよ。―
😩 はぁって言うゲーム
🎮 Nintendo Switch 本体
🎮 【アプリ】伝言ゲーム - ジェスチャーゲーム Guess Up
朝の冷えた体に染み渡る…
「残り野菜のほっこりミルクスープ」
寒い朝、寝袋から出るためのエネルギーチャージに。前日のBBQで余った野菜を刻んで入れるだけでOKです。
- 鍋に水とコンソメを入れ、細かく切った残り野菜(キャベツ、玉ねぎ、キノコなど)とベーコンを入れて煮込みます。
- 野菜が柔らかくなったら、牛乳(または豆乳)を加えます。沸騰させすぎないように注意!
- 塩コショウで味を整え、仕上げに粉チーズとパセリを振って完成。
- パンを浸して食べれば、最高のアウトドアモーニングの始まりです!
\ 子供にも大人気!! /
朝から料理するのはちょっと…という時は、このポタージュスープが大活躍。
スーパーでクルトンを購入して、ポタージュに付け足すのが我が家流です!サクサク食感で子供たちが喜びますよ。
まとめ:最高の寝袋で、最高の朝を
たかが寝袋、されど寝袋。 自分に合った寝袋を見つけると、キャンプの夜が「我慢する時間」から「癒やしの時間」に変わります。
お気に入りの寝袋に包まれて、テント越しに風の音を聞きながら眠りに落ちる…。 そんな贅沢な体験を、ぜひあなたも味わってみてくださいね。 次のキャンプが、素敵な思い出になりますように!
ほかのおすすめギアをチェック
おすすめギアレビュー記事一覧を見る