自然の恵みを、自分の手でカタチに。
キャンプが10倍楽しくなる竹クラフト入門
のびのびキャンプ隊の【おにっきー】が教える、箸・スプーンから徳利まで作る本格DIYガイド!
今すぐガイドを読む竹さえあれば、
アウトドアはもっと楽しくなる!

今回は箸からスプーン、徳利まで、色々なものを作る方法を教えるよ。自分だけのオリジナルギアを作ってみよう!
まずは基本から!
自分だけの『マイ箸』作り

STEP 1: 竹を準備する
まずはお好みの長さで竹をカット!次に、ナタやナイフを使って箸にちょうどいい太さに割っていこう。同じくらいの太さのものを2本用意するのがポイントだよ。

STEP 2: 角を削って持ちやすく
割ったままだと角があって持ちづらいから、ここから一手間!キレイに削る裏ワザは「ナイフを固定する」こと。机などにナイフを持った手を固定して、竹の方をスーッと引っ張るだけで安全にきれいに削れるんだ。

オルファ クラフトナイフL型 34B

STEP 3: くるくる削って丸くする
竹をくるくる回しながら全体を削っていくと、どんどん丸くなって持ちやすくなるよ。夢中になりすぎて削りすぎないように注意だ!
(写真左:削った後 / 写真右:削る前)

STEP 4: オイルで仕上げて一生モノに!
仕上げにクルミオイルを塗れば、カビを防いで長く使える「一生モノのマイ箸」に大変身!薄く塗って拭き取り、数日乾かす工程を2〜3回繰り返すと完璧だよ。
🎉 完成! 🎉
自分で作った箸で食べるキャンプ飯は、格別の美味しさ!ぜひ挑戦してみてね。
慣れたら挑戦!
ワンランク上のDIY
箸作りに慣れたら、次はスプーンや器、徳利作りにも挑戦してみよう!フックナイフなど、専用の道具があると作業がはかどるよ。
竹のスプーン作り
スプーンのすくう部分は、竹の「節」を使って作るのがコツ! 節がある方と、節の少し手前で竹を切って材料を用意しよう。
- 下書きをする竹片にえんぴつでスプーンの形を下書き。この工程が仕上がりを左右する!
- 切り取る下書きの線に沿って、ナイフで少しずつ削っていく。焦らず、バランスを見ながら形を整えよう。
- くぼみを削るフックナイフに持ち替えて、節の部分を活かしながら、くぼみを慎重に削り出そう。

竹の器作り
太い竹があれば、野性味あふれる器も作れる!節と節の間でカットして縦半分に割れば、カレーやパンを入れる大皿に早変わり!
- 太い竹を選ぶ直径が10cm以上あるような、しっかりとした孟宗竹(もうそうちく)などがおすすめ。
- 縦半分に割る節と節の間を、ナタなどを使って慎重に縦半分に割る。
- バランスを調整少し下側(テーブルに着く部分)を削るとバランスが良くなるよ。

竹の徳利(とっくり)作り
- 節を活かして切る節が底になるように、節と節の間を狙ってノコギリで竹を切る。
- 注ぎ口の穴を開ける上部の節にキリなどで穴を開ける。ハンマーで軽く叩けば簡単だよ。
- 栓(ふた)を作る(お好みで)竹の小枝などを穴の大きさに合わせてカットすれば、ぴったりの栓が完成!

【番外編】こんなこともできるよ!
竹を使った ねじりパン
竹の棒にパン生地を巻きつけて、焚き火で焼けば絶品のアウトドアおやつに!
クラフトだけじゃない、竹の無限の可能性を楽しもう!
作り方はこちらをチェック!
ざっきーざうるすに質問!
竹クラフトのよくある疑問
作った竹の器や箸は、どれくらい持ちますか?
オイル処理なしの青竹だと、数日〜数週間でカビが生えやすいんだ。でも、クルミオイルでしっかり仕上げれば、数ヶ月〜数年と長く愛用できるよ!
クルミオイルは、生のクルミじゃないとダメですか?
市販の食用のクルミオイルでも全く問題ないよ!ただ、「無塩」で「添加物が入っていない」100%のものを選んでね。こういう木工用のものなら、より安心して使えるからおすすめだよ。
クルミオイルの代用品はありますか?
もちろん!クルミアレルギーが心配な場合などは、「えごま油」や「亜麻仁油(あまにゆ)」が使えるよ。
タケノコから竹になっている途中の若いものは使えますか?
ある程度成長して硬くなった「若竹」は、しなやかで加工しやすいからクラフトに最適だよ!
